英語の復習は時制から!【現在進行形と現在形】

皆さんこんにちは、エリーです。

大人の英会話レッスンではよく「英語をもう一度勉強し直そうと思うのですが、何から始めるのがいいですか?」といった相談を受けることがあります。

一人一人に違ったアプローチ方法があるかと思いますが、多くの人におすすめしたいのは英文法の中でも時制の復習です。英語の時制は、時間軸の違いを表すだけでなく、伝えたいことのニュアンスの違いも表すため、英会話では基礎となってくる部分だからです。

今回はそんな時制の中でも、現在進行形と現在形について、レッスン風にご紹介します。現在進行形と現在形がクリアになると、自己紹介など自分のことについて語る際に役立ちますので、ぜひ復習してみてください。

Contents

現在進行形と現在形の違い

現在進行形と現在形について説明する前に、この2つの違いについて考えてみましょう。

先ずは、現在進行形と現在形の例文を1つずつ思い浮かべてみてください。両方とも「現在」と入っていますが、どのような違いがあるのでしょうか。

どのような違いが思い浮かびましたか?では、下の問題にチャレンジしてみましょう。

問題:下の日本文を時制に気を付けながら英語にしてください。

  1. イベントを楽しんでいますか?(イベント会場にて)
  2. 週末はいつも何をして過ごしますか?

1. Are you enjoying the event?
2. What do you usually do on(at) weekends?

いかがでしたか?

1.は今正に「最中」のことを聞いているので、現在進行形で質問します。2.は普段の習慣について聞いているので、現在形を用います。

上手く英語にできなかった方は、現在進行形と現在形の違いをクリアにするチャンスです!ぜひ、今回の記事で復習してみてください。正解された方は、ポイントを中心に確認していただくと良いと思います。

現在進行形とは?

現在進行形(I am doing)は何かの動作の最中であり、その動作や状態が始まっていて、まだ終えていない状態を話す時に使う

よって多くの場合、今まさに起きている動作や状態について語るのに用いられます。一方、話しているその瞬間にその動作や状態に無い場合でも、まだやり終えていない場合であれば現在進行形を用いて話すこともあります。

では、実際にはどのようなシチュエーションで現在進行形が使われるのか見ていきましょう!

Point/現在進行形が使われるシチュエーション3つ

1.今この瞬間にその動作/状態の最中にある

  • A: Where is Ken? B: He’s taking a shower. (A:ケンはどこ?B:彼はシャワー中だよ)

2.今この瞬間にその動作/状態にないが、始めてまだやり終えていない

  • I want to study abroad, so I’m studying English. (留学したいから、英語を勉強しています*今この瞬間勉強しているわけではない)

3.頭の中では既に進行している近い未来

  • I’m meeting Lisa this weekend. (私は今週末リサに会います*週末も近づいてきていて、頭の中ではリサに会うことが進行中)

3.のシチュエーションに関しては、「be going to do~」=「~をする予定です」と同じように使っていただけます。日常会話では、「What are you doing this weekend?(今週末は何する予定?)」のように、直近の未来を表す現在進行形はとても良く使われす。

最後に、直近のスケジュールを思い浮かべて、「明日は○○をして、今週末は○○をします」といった文を未来を表す現在進行形で作って練習してみてください。

現在形とは?

現在形(I do)は過去・現在・未来にまたがっていること、例えば一般的/普遍的なことや、繰り返す習慣を話す時に使う

現在形と聞くと「現在」とあるので、どうしても「今」のことを思い浮かべてしまい、現在形進行形と混同してしまうこともあると思います。しかし、現在形は現在を起点に過去や未来にもまたがっている事柄を話す時に用います。

例えば、「what do you do?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?

日本語に直訳をすると「あなたは何をしますか?」ですが、聞いている内容は「あなたは昨日(過去)今日(現在)明日(未来)にまたがって何をしますか?→あなたは何をする人(仕事など)ですか?」となります。

よって答えは「I teach English (英語を教えています)」であったり、「I work for a trading company (貿易会社で働いています)」、「I am a student (学生です)」など、職業や所属になります。

それでは、現在形が良くつかわれるシチュエーションを見ていきましょう。

Point/現在形が使われるシチュエーション

過去・現在・未来にまたがっていることを話すとき(一般的なこと・習慣・繰り返すことなど)

細かいシチュエーションを見ていくと・・・

  • 自己紹介など現状:I am ○○/ I work for ○○ company/ I like ○○
  • 一般的なこと:We Japanese often bow. (私達日本人はよく、おじぎをします)
  • 習慣・繰り返すこと: I usually read boos on weekends. (私は普段週末に本を読みます)

細かく見ていくと色々ありますが、現在形は現在を辺りのこと(過去・未来をまたいだ)を話す時に使うんだなと思っていると良いと思います。

では、早速自分の自己紹介文を現在形を意識して考えてみてください。そして、出身地の特徴も現在形で表現してみると練習になります。

まとめ

やり直し英語の第一歩として、時制「現在進行形と現在形」についてご説明しました。

混合してしまいがちな「現在進行形と現在形」ですが、「What are you doing?(何している最中?)」と「What do you do?(何する人?)」の違いがわかれば、すっきりするのではないでしょうか?

ポイントは、

現在進行形:「始まっていて終わっていない=最中」

現在形:「現在を起点に過去や未来にまたがっている=現状や習慣など」

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事は私の英会話レッスンでも使えるようにレッスンの流れを意識して書いています。皆さんもぜひ、例文などを作って復習に役立てて頂ければ幸いです。

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